昨夜は台風で雨戸がガタガタと鳴り、雨も強く怖いくらいでしたが、影響はなかったでしょうか。

 

今回のテーマは「塩分と高血圧」についてです。

 

みなさんは濃い味が好きですか?薄味ですか?味が濃いということは、ほぼ塩分が多いと考えられます。

 

1日の食塩摂取目標量は6グラムと言われています。1日6グラムは実は結構、うす味です。入院患者さんに病院食の指示を出す場合、普通食だと1日9グラムくらいで、軽めの減塩食で1日7グラムくらいです。

 

塩分1グラムとはおよそ 

みそ 大さじ1/2杯

醤油 小さじ1杯      にあたります。

 

平成29年度まで三重県の名張市立病院総合診療科に勤務し、医学生の地域実習にも携わらせていただきました。写真は、当時の医学生さんたちがその実習の中で、地域の方々向けの健康教室のために作成したスライドの1枚です。

 

みなさんは食品の裏側の表示はよく見られますか?私は以前は賞味期限しか見ていませんでした。しかし、

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物  安部 司. 東洋経済新聞社.」

を読んでからは、どのような添加物が入っているか確認するために、裏の表示を必ず見るようになりました。

 

表示の中には、写真のような栄養成分表示があります。そこにはナトリウム 〇ミリグラムと書かれている場合がありますが、実はナトリウムの量は食塩の量と同じではありません。

 

食塩は塩化ナトリウムであり、Na(ナトリウム)とCl(塩素)が結合してできているので、Na(ナトリウム)だけの量よりも重たくなります。もし、スライドのようにナトリウムの量が記載されている場合には、実は食塩の量としては、その2.54倍の量になります。Na量を見て、塩分の量が少ないと勘違いをしてしまわないように注意しましょう。

 

食品の裏の表示が気になってきたでしょうか!?

 

パン、練り物、煮物、外食の料理の多くは、塩分が多い食べ物にあたり、逆にスパゲティ、米、生魚、焼き魚、野菜などは塩分が少なめですが、調味料の使い過ぎに注意が必要です。

 

塩分を減らすには

・調味料を使い過ぎない

・外食を控える

・ラーメンやうどんの汁は全部飲まない。

などが気をつけたい点です。

 

といいながら、自分自身、外食も好きですし、おいしいラーメン屋さんのラーメンの汁は全部飲んでしまいます・・(>_<)

 

醤油やソースなどの調味料は、食品に直接かけて食べることがあると思いますが、実は結構、余分に口に入ってしまい、塩分を摂り過ぎてしまう一因になります。できるだけ小鉢に調味料を入れ、そこで食べ物に調味料を少しだけつけて食べるようにしたほうが、塩分摂取量を減らすことができます。

 

高血圧の治療および予防として減塩はとても重要です。

 

当クリニックでは、高血圧の診断と治療を行っており、ここに述べたような減塩など生活習慣で工夫できることを患者さんと一緒に考え、取り組んでいくことも重要と考えております。

 

血圧についてご心配のある方はお気軽にご相談いただければ幸いです。