強い台風21号が直撃で、雨風が強く、ガラスが割れてしまわないかと怖いくらいです。本日の午後の診療は臨時休診とさせていただいたのですが、クリニックに残っていたら風が強くて帰れなくなってしまいました。クリニックの入り口の自動ドアのところ、隙間から雨と風が入ってきてしまい、一人で入口の水たまりを拭いて、写真のようなありさまです。まだ出来て半年も経っていないのに、とほほです(>_<)

 

暴風雨がひどく、また各地で被害が出ることが危惧されますが、何事もなく台風が過ぎ去ってくれることを願います。

 

クリニックに閉じ込められて時間があるので、ブログをアップすることにしました。

 

今回のテーマは「糖尿病」についてです。

 

ヒトの体の中では、「持続型」と「即効型」のインスリンが分泌されます。その作用を生かして作り出されたのが、皮下注射を行う持続型と即効型のインスリン製剤です。

 

糖尿病の治療は「食事療法」、「運動療法」が基本で、補完的に内服治療やインスリンなどの自己注射による治療が行われます。

 

インスリン治療の導入については、大きく二つの考え方があります。一つは、糖尿病の治療経過が芳しくなく、他の内服治療を尽くしても改善が乏しい場合に、最終手段としてインスリン治療を開始する、という方法です。

 

もう一つは、膵臓のインスリン分泌能力が保たれているあいだに、早めにインスリン治療を開始する方法です。「糖毒性」という言葉がありますが、高血糖の状態が続くと、体の中の細胞へのインスリンの「効き」が悪くなり、膵臓は血糖値を下げるためにさらに頑張ってインスリンを分泌しないといけなくなります。そうして膵臓が疲れきってインスリンが不足してしまう前に、早めに体の外からインスリンを補充する(インスリン治療を始める)ことで、膵臓を休ませて、膵臓の機能を温存することができます。この場合、膵臓が元気を取り戻してくれると、外からのインスリンの補充は不要となる場合がありますが、そのためには、やはり並行して食事療養、運動療法が重要となります。

 

以上のように昨今、内服治療に加え積極的にインスリン治療を導入する場合もありますが、しかし、インスリン治療も必要なく、内服治療も不要か少なく済むに越したことはありません。

 

当クリニックでは糖尿病の診断、治療も行っております。患者さん本人が十分に納得できた上で治療を進めていくことが重要です。糖尿病の治療中の方、血糖値が心配な方、健康診断で糖尿病の疑いを指摘された方など、糖尿病についてご心配のある方は、お気軽にご相談いただければ幸いです。