平成もあと少しとなりました。世間とおよそ同じかもしれませんが、新元号の「令和」はなぜかあまり違和感なく、受け止めることができました。

 

平成最後の当クリニックブログのテーマは、「紹介と地域連携」についてです。

 

みなさんは、入院が必要になった場合、どこの病院に紹介を希望されますか?

 

日本では医療機関として、専門病院、総合病院、中小規模の病院、入院可能な診療所、当院のような入院設備のないクリニックなどがあります。 現在の日本の医療システムは、他の国と比較すると長所、短所があるとは思いますが、日本なりの歴史の中で現在のかたちとなり、それぞれの規模の病院には各々の役割があります。

 

専門病院や大規模の総合病院は、本来は専門的な医療に専念するのが理想です。しかし、そこだけが悪くて他はどこも悪くない、という患者さんは多くはなく、実際には、専門的な医療を行いつつも、他科との連携も必要となる場合があります。利用する側、紹介をする側としては、限られた社会資源として、必要な時に適切に利用することが重要と考えます。

 

その他の入院可能な医療機関としては、もう少し小規模の病院や有床診療所があります。それらは専門病院や総合病院ほど先進的な医療機器はなく、医師数も少なくなりますが、それでも、日本ではありがたいことに、CTやMRI、その他、ある程度の検査機器は揃っており、少なからず診断や治療は可能となります。

 

私は、これまで80床や200床の中小規模の病院で勤務をしてきました。それらの病院はその地域で、地域密着型の医療を展開しており、外来や訪問診療でかかりつけとして患者さんを診つつ、必要な時は入院でやはり自身が主治医として継続的にその患者さんを診ることができました。例えば、高齢の患者さんでは、疾患を複数、有している場合が多く、複合的な理由で入院が必要となる場合もあります。そういった際に、大病院に紹介するのも選択肢ですが、中小規模の病院のほうがスムーズに入院加療が行える場合もあります。

 

現在、私は、自分が主治医の患者さんが入院になった場合に、引き続き入院の主治医になることはできませんが、患者さんが必要な時に安心して入院加療を行っていただけるように、近隣の入院施設と連携を深めていければと考えています。

 

他院に紹介する場合、必要な情報や検査結果が先方にきちんと伝わるように、診療情報提供書を作成します。紹介先も特に制限はありませんので、ご希望を伺いながら相談して決めていきましょう。

 

当院は平成30年5月1日から診療を開始し、本日、平成31年4月27日の外来をもって、ちょうど1年間の診療を終えることができました。当クリニックをご利用いただいたみなさん、ご支援いただいたみなさんに心から感謝いたします。

 

GWは、6日(月、祝)の午前のみ、外来診療を行います。急性疾患でお困りの際は、ご利用ください。

5月7日(火)からは通常どおりの診療となります。

 

2年目も地域のみなさんの健康づくりに少しでも貢献できればと思いますので、今後もみさきファミリークリニックをどうぞよろしくお願いいたします。