クリニックの仲間がクリニックの入り口先にひまわりを植えてくれました。

芽が出て、すくすくと育つものですね。大きくなって、花が咲くのが楽しみです。

クリニックにお越しの際は、ちらっとご覧いただければ幸いです。

 

2018年8月24日のブログで「塩分と高血圧」について書かせていただきましたが、

今回のテーマは「高血圧の薬」についてです。

 

現在、高血圧の薬は複数あり、ざっと書くだけでも、

・カルシウム拮抗薬

・アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬

・アンギオテンシン変換酵素阻害薬

・β遮断薬

・α遮断薬

・利尿薬

などの種類があり、いずれもそれぞれ長所があり、逆に使用にあたって知っておくべきこともあります。

 

例えば、

グレープフルーツジュースとの相互作用で血圧が下がりすぎることがあるので注意

とされるのは、「カルシウム拮抗薬」です。なら、逆に一緒に飲めばちょうど血圧が下がるかも、

と考えてしまうのは僕だけでしょうか。しかし、絶妙に調整するのは難しく、特に高齢の方では

もともと血圧が変動しやすい場合がありますので、基本的には医院や薬局で説明を受けたとおりに

内服していただければと思います。

 

血圧が高いと同時に脈が速い患者さんもおられ、「β遮断薬」は降圧とともに脈を落とす

作用も期待できますが、逆に徐脈の方では注意が必要です。

気管支喘息の治療薬の中にはβ刺激薬という薬剤があり、「β遮断薬」は逆効果となるため、

気管支喘息では「β遮断薬」は禁忌!というのは、医師国家試験の基本的知識です。

診療するにあたり、医師には絶対に知っておくべき知識があり、これはその一つにあたります。

 

α遮断薬は降圧作用の他、前立腺肥大症の治療薬として使用される場合もあり、

前立腺肥大のある高齢男性には良い適応となります。

副作用としては浮腫(むくみ)が出ることがあり、これも医学部で試験に出ます。

 

利尿薬は、心不全や浮腫の治療で使用することがありますが、血圧を下げる効果もあるため、

例えば血圧が低めの心不全の患者さんでは、心不全の治療としては十分に利尿薬を使用したい

ところですが、血圧に注意して慎重に少量から使用せざるをえない場合もあります。

 

以上は降圧剤を選択する際に考慮すべき内容のごく一部ですが、われわれの「医師あたま」

の中ではこういったことを考えつつ、目の前の患者さんに最適の薬を選択するよう努めています。

 

当初、服用していた薬剤も、患者さんの体の状況に応じて、薬を変更したり、

減量・中止する必要が出てくる場合があります。

 

今回は降圧剤についてお話しましたが、お薬のことでご心配な点があれば、

お気軽に当院までご相談いただければ幸いです。