(スタッフが植えてくれたクリニック前のスナップエンドウが徐々に大きくなってきています。)

 

現在、新型コロナウィルスの拡大が心配されています。当院としても、みなさんに知っていただきたい情報については、適宜、ホームページやLINE公式アカウントでお知らせを行ってまいります。まずは風邪をひかないように、インフルエンザにかからないように、手洗いをして一般的な健康管理を心がけましょう。

 

インフルエンザもまだ流行がみられますが、一方で、花粉症の症状で受診される患者さんも徐々に増えつつあります。

 

花粉症については、 2019年2月9日のブログ「花粉症のシーズン」

花粉症のシーズン

もご一読いただければ幸いです。

 

今回は、「花粉症の薬」について説明させていただきます。

 

花粉症の薬や風邪薬で眠気が出た経験のある方もいらっしゃるかと思います。風邪薬で眠気が出るのは、鼻水やくしゃみなどの症状を軽減する目的で、その薬の中にアレルギーを抑える成分が入っているためです。

 

一概には言えませんが、ざっくりいうと古典的な薬のほうが眠気が出やすく、新薬はこれまでの薬より売りが必要ですので、効果も強く眠気が少ないとうたわれる薬剤もあります。これもざっくりですが、眠気がでやすいということはそれだけ鼻炎やかゆみに対する効果も強い可能性があります。ですので、最近は眠気が出にくいとされるどちらかというと新しいタイプの抗アレルギー薬を処方する機会が増えていますが、鼻炎症状やかゆみが強い場合には、眠気がでるひともいることを説明しつつ、やや古典的な薬を処方する場合もあります。

 

飲み方としてはおおむね、1日1回と1日2回の内服薬があります。できるだけ簡単な内服方法がいい場合は1日1回の薬を選択することもできますし、1日2回内服でしっかりと血中濃度を維持するという考え方もあります。

 

また、鼻閉など鼻の症状が強い場合には点鼻薬を、目のかゆみには点眼薬を使用することもでき、内服薬との併用も可能です。鼻炎症状に対して効果があるとされる漢方薬も処方することができます。

 

花粉症の症状が強い場合には、それらの薬剤を組み合わせて使用することが可能ですが、花粉の飛散量がとても多い時期には、何をやっても全く症状が良くならないという経験のある方もいらっしゃるかと思います。そんな時期はつらいですよね・・。鼻が詰まっていると、口呼吸になり、睡眠中にいびきをかいたり、のどがカラカラに乾いたりすることがあり、いわゆる一時的な閉塞性睡眠時無呼吸症候群の状態になることがあります。その場合は、アレルギー薬のせいではなく、そもそも鼻の調子が悪くて十分に睡眠がとれないために、日中の眠気が出てしまう可能性もあります。

 

花粉症でお困りの方はたくさんいらっしゃるため、市場原理で・・、アレルギーの薬剤も種類が少なからずあります。薬剤によって少しずつ特徴が違いますので、診察時にご希望を伺いながら、薬剤を選択していきましょう。その薬で効果が乏しかったり、眠気が出たりすると、薬の追加や変更を行うことがありますので、アレルギー以外の薬剤でも同様ですが、使用してみての実感をお聞かせいただければ幸いです。

 

この春の花粉の飛散量が少ないことを祈りつつ、体調管理を行い、必要時は適宜、薬剤も使用して、なんとか花粉症のシーズンを乗り越えましょう。