(長男が折り紙で作ってくれました。クリニックのどこかに貼っています!)

 

真夏の後の疲れは出ていないでしょうか。

 

 

まだ残暑が厳しく、台風にも気を付けないといけませんが、これからwithコロナの初めての冬に向かっていきます。

 

 

誰がコロナにかかるか分かりません。明日は我が身。思いやりをもって地域の中で支えあいましょう。

 

可能なかぎり換気を行い、密室でマスクなしで長時間、談笑する状況は避けましょう。

 

お互いマスクをして、互いの手が届かない程度の距離(2m程度)を空ければ、コロナの感染の可能性は低くなると言われています。

 

外出して、何かに手を触れた際は、顔、目、鼻などを触れる前に手を洗うかアルコール消毒を行いましょう。

 

コロナのPCRや抗原検査が陰性であっても、完全にコロナを否定することはできず、コロナに感染していない、という診断書は作成することはできません。

 

発熱や咳などの風邪症状を認める際は、症状が軽いあいだは2-3日は自宅療養を行い、診察ご希望の際は、インターネットか電話で予約の上、ご来院ください。

 

コロナの心配がある場合は、まず「新型コロナ受診相談センター072-228-0239」にお電話いただき、その上で受診ご希望の際は、 当院までお電話をお願いいたします。

 

 

現状、以上のような点に留意していただければ、コロナを過度に怖がりすぎる必要はありません。ぼちぼちと日常生活を行っていきましょう。

 

 

話は変わりますが、今回のテーマは、皮膚炎に対する塗り薬の「プロアクティブ療法」についてです。

 

 

アトピー性皮膚炎などで慢性的に皮膚炎を認める場合があります。

 

 

夏はあせも(汗疹)など汗のために皮膚炎がひどくなりこともあり、かゆみが強く、掻いてしまうとさらに皮膚炎は悪化してしまいます。そこから細菌が侵入すると、違う部位にも水疱など皮膚所見が広がってしまう伝染性膿痂疹、いわゆる「とびひ」も夏に多い皮膚のトラブルです。

 

 

皮膚炎が軽症であれば、保湿剤のみで経過をみる場合もありますが、皮膚炎の重症度によっては、ステロイドの外用剤もmildからstrong, very strong, strongestと段階別に使い分けを行います。

 

 

ステロイド以外の外用薬も使用しますが、ステロイド外用薬も適切に使用すれば、それほど副作用を恐れる必要はありません。

 

 

皮膚炎が悪化してから治療薬を外用する方法を「リアクティブ療法」といいますが、これは、火事が起こってから火を消すのに例えることができます。できれば火事が起こらないように、火がつきにくいような(炎症がおこりにくいような)皮膚の状態を保つことが理想です。そのためには、まず火を消しきるため、ステロイドなどの外用をしっかりと行い、きれいな皮膚にします。皮膚がきれいになってきても、まだ目に見えない炎症細胞がくすぶっており、外用をやめるとまた皮膚炎が再燃してしまうこともあります。早めに外用をやめてしまわず、もう数日、継続して地固めを行うことが大切です。その後に続けて週に1-2回程度、1日に1回でいいので、いつも皮膚炎が悪くなる部位にステロイドなどの治療薬を予防的に使用することを「プロアクティブ療法」と呼びます。「pro-」とは「先に」や「前に」という意味で、悪くならないように前もって外用を行っておくことが重要となります。

 

 

皮膚炎の部位や所見、増悪要因もそれに対する治療薬も個別性があります。お困りの際は、一度、ご相談ください。経過によっては、専門医に紹介させていただく場合もあります。

 

 

皮膚が荒れてかゆみがあるとストレスの原因となります。かゆみのないもちもちとした皮膚で快適に過ごせるように皮膚炎の治療を行いましょう。